地政学リスクに弱い米ドル

株価指数CFD、株式CFDの保有ポジションを1日を持ち越した際に発生するファンディングコスト(資金調達コスト)を指標金利の±2%から±2.5%に引き上げさするそうです。FXとは違い、CFDでは手数料がかかります。株価指数先物CFD、債券先物CFD、商品先物CFDについてはファンディングコストがかからないため、変更ありません。商品直物のファンディングコストは今までと変更ありません。またFXのスワップポイントは今までと同様にインターバンク市場を参考にしながら毎日変動します。

地政学リスクに弱い米ドル

米国の景気回復が徐々に現実味を帯び、巷ではドル高を予想する向きが増えてきている。しかし、実際の為替相場はどう動いているだろうか。ドル円については、ようやく83円台を回復したものの84円には届かず、先週末は83円そこそこのレベルまで下落して越週。

 

パリでは20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が開かれ、不均衡是正に向けての議論がなされた。不均衡を測る尺度については議論の結果、公的債務と財政赤字、民間貯蓄率と民間債務、貿易収支と投資所得の収支などの対外収支を採用することになった。為替レートや外貨準備を使うのは好ましくないとの新興国(特にBRICs)の意見が強く反映されている。先進国は最早G20では主導権を握ることが出来ないことを世界に証明した会議とも言える。

 

中東の民主化の動きが激しさを増し、周辺地域へ飛び火する勢いとなっている。ここでも米国の力が明らかに弱まっている。エジプトではムバラク親米政権が崩壊し、バーレーンでも王族支配に対する不満が噴出している。新米とか反米とかは関係なく、既存の長期政権に対する不満(汚職や強権政治)が大きい。これらの動きに関しては、米国もなすすべもない状態だ。ここまで米国の国力が落ちている様を目の当たりにすると、かつての「有事のドル買い」は完全に過去の遺物でしかない。地政学的リスクは今後強まることはあっても下火になることはなさそうで、世界的に政情は不安定になってこよう。

 

ドルに代わって買われているのは、金や原油ということだ。勿論、穀物も上昇している。金は1,300ドル台前半まで調整後、1,400ドルを再び射程圏内に入れてきている。主要通貨間の強弱でもユーロやポンド、スイスフランは円以上にドルに対して買われている。大洪水のあった豪ドルも回復している。要するに、ドル円は小動きの状態だが、ドルストレートやクロス円ではドル安・円安が進んでいるのが現実だ。

 

お客様の円ショートポジションは回復基調にあり、日々利益を出す方が増えてきたのは嬉しい限りだが、このところユーロ円やポンド円では逆に外貨ショート/円ロングの逆張り取引が目立つようになってきたのが少し気掛かりだ。確かに一筋縄では行かない相場ではあるが、流れに乗るということであれば順張りの手法も考慮してはどうだろうか?

 

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FX業者が提供するテクニカルチャートには注目の機能があります。たとえば「テクニカルアラート」機能です。これはチャート上のあるポイントにプライスが到達した時点でお知らせを通知してくれる機能です。たとえば、移動平均線を使って実践してみました。「移動平均線」ってご存知ですか? 私が約20年前に証券会社に入社した時に習ったテクニカル指標の中で唯一一回聞いただけで意味がわかった指標です。普通のグラフは幾つかのプロットを線で結ぶのに対し、移動平均線では、値動きの流れをつかむためにグラフの線が滑らかになります。過去幾つかのプロットの平均値を使うので凸凹が滑らかになるのです。幾つのプロットを平均するかによって、滑らかさが違ってきます。為替のテクニカル分析がお好きなFX投資家は使ってみましょう。